建築家と建てる憧れ邸宅「e建築士net(イー建築士ネット)」

Workshouse M

施工場所 鹿児島県鹿児島市
担当者コメント 設計事務所を営む夫婦と幼い娘、1匹の猫が暮らす床面積32坪の小さな住宅兼設計事務所です。限られた建ぺい・容積率の中で事務所としての機能と住宅としての快適さを両立させるため、プライベートを確保しながら狭さを感じない解放感のある空間が必要でした。 そこで、あまり明確な仕切りを設けず様々な「抜け」を意識して空間を設計。建物中央の高さ2mの箱と天井の間に出来た50cmのキャットウォーク。中央の階段の上の吹き抜け。南面に広がる吹き抜け。それぞれに設えたハイサイドライトやトップライト、大屋根からぽっこり飛び出したドーマー窓から、光がやわらかに差しこみます。 家族や猫はこれらの“抜け”の間に出来た各室を行き来し、別々の場所にいてもつながりを感じながら生活することができます。 このおおらかな生活空間を連続した梁に支えられた大屋根が包みます。大屋根は正面に対して深く低く構えることで外観の圧迫感を抑え、鹿児島の厳しい日差しや雨から建物を守り、内外のバッファとしても機能しています。

牧田 奈美

牧田建築設計事務所

牧田 奈美

  • _02…外観。急勾配の屋根は鹿児島の降灰対策にもなっています。

    _02…外観。急勾配の屋根は鹿児島の降灰対策にもなっています。

  • _03…一部が勾配屋根の梁型が見える吹き抜けとなっており、1階全体の壁を天井から50㎝下げることによって実際の面積よりも広々とした空間に感じることができます。

    _03…一部が勾配屋根の梁型が見える吹き抜けとなっており、1階全体の壁を天井から50㎝下げることによって実際の面積よりも広々とした空間に感じることができます。

  • _04…大きめのリビング収納でさっと片付け。ちらからない部屋に。

    _04…大きめのリビング収納でさっと片付け。ちらからない部屋に。

  • _05…リビング東側。

    _05…リビング東側。

  • _06…リビング南側。

    _06…リビング南側。

  • _07…天井空間から50㎝下げた壁には間接照明を設計しています。

    _07…天井空間から50㎝下げた壁には間接照明を設計しています。

  • _08…間接照明を忍ばせている壁上は飼い猫のお気に入りのスペース。

    _08…間接照明を忍ばせている壁上は飼い猫のお気に入りのスペース。

  • _09…リビング南側。

    _09…リビング南側。

  • _10…リビング北側。

    _10…リビング北側。

  • _11…リビングの吹き抜け空間は各居室をつなげています。

    _11…リビングの吹き抜け空間は各居室をつなげています。

  • _12…リビング西側。

    _12…リビング西側。

  • _13…猫トイレを家具の中に計画。換気扇付きで臭いもスッキリ。

    _13…猫トイレを家具の中に計画。換気扇付きで臭いもスッキリ。

  • _14…ワークスペースも建築化照明ですっきりとさせながら必要な部分はしっかりと明るく。

    _14…ワークスペースも建築化照明ですっきりとさせながら必要な部分はしっかりと明るく。

  • _15…半分は人気の土間コンクリート仕上げに。

    _15…半分は人気の土間コンクリート仕上げに。

  • _16…ワークスペースの様子。

    _16…ワークスペースの様子。

  • _17…LDKを見渡せるキャットウォークは猫のお気に入りの場所に

    _17…LDKを見渡せるキャットウォークは猫のお気に入りの場所に

  • _18…寝室。

    _18…寝室。

  • _19…ファサード。

    _19…ファサード。

  • _20…大きな勾配屋根。

    _20…大きな勾配屋根。

  • _21…屋根のドーマー窓はリビングと寝室の明かり取りになっています。

    _21…屋根のドーマー窓はリビングと寝室の明かり取りになっています。